一連の高効率を有する画期的かつ信頼性のある産業コンピューター製品の研究、開発および製造にたゆまず専念する世界に知られるリーダーであるAxiomtekは、Intel® Apollo Lakeプロセッサ搭載、デュアルディスプレイインタフェース、32GB eMMCメモリ装備、幅広い動作温度に対応する最新のQsevenモジュール、Q7M311を発表いたしました。
Axiomtek製Q7M311は、14nm Intel® Pentium® N4200およびCeleron® N3350クアッドコア/デュアルコアプロセッサ (codename: Apollo Lake)を搭載しています。非常に小型の組み込み型モジュールは、オンボードで4GB (またはオプションで最大8GB) DDR3Lメモリおよび32GB eMMCフラッシュメモリ (オプション)に対応します。耐震設計および産業クラス温度対応により、CPUおよびDDR3L RAMは高信頼性で高性能コンピューティングを実現すべくハンダ付けされています。スモールフォームファクター上に全てのコンポーネントが備わった、高性能組み込み型産業クラスコンピューター・オン・モジュールは、産業用制御、医療用イメージング、デジタルサイネージ、ゲーム機、軍事用およびネットワーキングといった産業用IoTアプリケーションを対象としています。
当社の製品PM部門のプロダクトマネージャーであるSeamus Suは次のように述べています。「Axiomtekの新たな70 mm x 70 mmというスモールフォームのQsevenモジュールであるQ7M311は、ポータブルおよび堅牢な産業アプリケーションを対象として、-20°C ~ +70°C (即ち-4°F~158°F)という幅広い動作温度に対応します。非常にコンパクトな組み込み型SBCは、オンボードシステムメモリおよびeMMCフラッシュメモリ 搭載でスマートバッテリー機能に対応しています。加えて、Intel® Gen 9グラフィックス採用の最新Qsevenモジュールが優れたグラフィックス性能を実現、またDX12.0, OCL 2.0およびOGL 4.3にも対応します。さらに2基のDDIポート経由で最大4K (3840 x 2160 @ 30 Hz)の解像度でのデュアルディスプレイ対応、またHDMI, DVI (/VGAはオプション)、LVDS、さらにオプションでの組み込み型DisplayPortにも対応します。パワフルなメディア処理性能により、Q7M311は傑出したマルチメディアソリューションとなっています。」
このIntel® Apollo Lakeベースのコンピューター・オン・モジュールは、4基のPCIe x1ポート、2基のUSB 2.0ポート、4基のUSB 3.0ポート、1基のGigabitイーサネット(Intel® Ethernetコントローラi211AT内蔵)、2基のSATA-600インタフェースおよび周辺装置やデータ転送用の8基の入出力を含む接続性を備えています。また、LPCバスにより、レガシーI/Oインタフェースとの接続も容易です。この高性能Qseven組み込み型ボードでは、Windows®10およびLinuxオペレーティングシステムが快適に動作し、またAxiomtek AXView 2.0高機能リモート管理ソフトウェアも備えています。
Q7M311 – 非常にコンパクトなQsevenシステム・オン・モジュール- は7月中旬に出荷可能です。製品詳細および価格情報は、当社グローバルサイト www.axiomtek.com へのアクセスでご覧になるか、当社営業窓口 info@axiomtek.com.twまでお気軽にご連絡ください。
Axtiomtekは、デザイン・インサービスにおいて25年を超える経験を有し、カスタム化放熱ソリューション、組み込み型ソフトウェアサポート、およびモジュール化アクセサリを各レベルのカスタム化サービスに合わせて提供して参りました。最新のドキュメントに素早くアクセスできるよう、当社のウェブベースのサポートサービスであるAxiomtekテクニカルポータル(ATP)により、ユーザー各位は技術設計ガイド、機械構造2D/3D図面、およびソフトウェアユーティリティがATPウェブページより容易に入手できます。
製品の主な特徴
- Intel® Pentium®プロセッサN4200およびCeleron®プロセッサN3350 (コード名:Apollo Lake)
- DDR3Lオンボードメモリは最大4GB
- 4レーンのPCI Express
- 2基のSATA-600
- 2基のUSB 3.0および4基のUSB 2.0
- -20°C ~ +70°C (-4°F ~ +158°F)という幅広い動作温度範囲