一連の高効率を有する画期的かつ信頼性のある産業コンピューター製品の研究、開発および製造にたゆまず専念する世界に知られるリーダーであるAxiomtekは、最新の第7世代Intel® Core™ i7/i5/i3プロセッサ(Kabylake-U)搭載で高性能アプリケーションに対応する、新たなCOM Express Type 6コンパクトフォームファクターモジュール、CEM511を発表いたしました。
掌サイズのCEM511には、低消費電力、産業用の広範な温度対応、および際だったグラフィックス処理能力など数々の高性能が備わっています。COM Express® Type 6コンパクトモジュールは2基のDDR4-2133 SO-DIMMソケット装備で最大32GBのシステムメモリに対応します。また、-40°C~+85°C (-40°F~+185°F)という非常に幅広い動作温度に対応する堅牢設計で、各種過酷な環境のニーズを満たします。このシステム・オン・モジュールは、Intel® Gen 9グラフィックスエンジン、DirectX 12.0、OCL 2.0、OGL4.3機能および4K解像度(4096 x 2160 @ 30 Hz)対応で、傑出したコンピューティング、グラフィックスおよびメディア性能を発揮します。このように高電力効率のCEM511は、産業制御システム、医療用画像、デジタルサイネージ、ゲームマシン、およびネットワーキングといった、産業用IoT経由のグラフィックス重視のアプリケーションに対応した設計となっています。
当社EPDE PM部門のプロダクトマネージャーであるSeamus Suは次のように述べています。「最新のIntel® Core™プロセッサ採用の新たな産業クラスCOM Express Type 6モジュール、CEM511はパワフルかつコンパクト、フレキシブルなソリューションをお求めの顧客各位を対象に設計されました。この組み込み型ボードの多彩な機能および利点は、システム開発の時間と労力を削減し、各種組み込み型アプリケーション用の最良のソリューションを提供します。」
Intel® Core™ベースのCEM511は6基のPCI Expressレーン、3基のSATA-600インタフェース、1基のIntel® i219LMコントローラ付きGigabit LANポート、4基のUSB 3.0ポート、8基のUSB 2.0ポートおよび4基のデジタルI/Oチャンネルを含む、各種I/Oオプションを備えています。さらにLPCバスも装備するのでレガシーI/Oインタフェースへの接続も容易です。非常に低い消費電力および12V DCワイドレンジ電源入力を備えたCEM511は、準カスタム構成およびアプリケーション特化ソリューション用に設計されました。また、トラステッド・プラットフォーム・モジュール(TPM 1.2)にも対応、効果的なハードウェアベースのデータ保護を提供します。新製品の低電力COM Express type 6モジュールは、Windows® 10およびLinuxオペレーティングシステムがスムーズに稼働します。また、Axiomtek特製の高性能IIoTリモート管理ソフトウェアであるAXView 2.0にも対応しています。
当社は25年を超えるデザインイン・サービスの経験を有し、カスタム化放熱ソリューション、組み込みソフトウェアサポート、モジュール化アクセサリを、各種レベルのカスタム化サービスに合わせて提供いたします。最新のドキュメントに素早くアクセスできるよう、当社のウェブベースサポートサービスであるAxiomtek Technical Portal (ATP)によって、ユーザー各位には技術設計ガイド、機械的2D/3D図面、およびソフトウェアユーティリティを ATPウェブページのクリックで簡単にご入手いただけます。
Axiomtek製アプリケーション対応型新製品CEM511は8月中旬より出荷可能です。詳細な製品および価格の情報は、www.axiomtek.comへのアクセスまたはFacebook、 TwitterおよびYouTube経由でご覧になれます。
製品の主な特徴:
- COM Express Type 6コンピューター・オン・モジュール
- 第7世代Intel® Core™ i7/i5/i3プロセッサ(Kaby Lake-U)
- 2基のDDR4-2133 SO-DIMMで最大32GB
- 最大6レーンのPCI Express
- 3 SATA-600
- 4 USB 3.0および8 USB 2.0ポート
- TPM v1.2
- 高性能リモート管理ソフトウェアAXView 2.0で産業用IoTアプリケーションに対応