一連の高効率を有する画期的かつ信頼性のある産業コンピューター製品の研究、開発および製造にたゆまず専念する世界に知られるリーダーであるAxiomtekは、トリプルディスプレイ、産業クラスの幅広い動作温度および多様な拡張が可能な高性能COM Express Type 6コンパクトモジュール新製品、CEM510を発表いたしました。CEM510には、Intel® Xeon® E3および第7世代Intel® Core™ i7/i5/i3プロセッサ(コード名: Kaby Lake-H)を採用、Intel® CM238/QM175/HM175チップセットが搭載されています。125 x 95 mmというサイズのシステム・オン・モジュールは、産業用制御、医療用イメージング、デジタルサイネージ、ゲーム用マシンなど、産業用IoTにおけるグラフィックス重視のアプリケーションに対応した設計となっています。
当社製品PM部門のプロダクトマネージャーであるSeamus Suは次のように述べています。「最新のシステム・オン・モジュールであるCEM510は、高速演算能力と圧倒的なグラフィックス性能をお求めのユーザー各位を対象に設計されました。強化された機能および優れた性能により、カスタマのニーズに合わせた設計の労力および市場までの製品化期間が削減されます。多機能のディスプレイポートおよび拡張インタフェースが、各種市場に対するより大きなフレキシビリティーを実現いたします。」
組み込み型モジュールには、デュアル260ピンDDR4-2311 SO-DIMMスロットを装備、最大32GBシステムメモリに対応します。-40°C~+85°Cという幅広い動作温度により、各種の過酷な環境における適応性が強化されています。評価および開発用として、Axiomtekは、追加I/Oおよび拡張インタフェースをCEM510において動作させられるキャリアボード、CEB94011をご用意いたしました。Intel® Gen 9グラフィックス搭載で、DX12.0, OCL 2.0およびOGL 4.3に対応するモジュールは、最大解像度4K (3840 x 2160 @ 30 Hz)までの優れたグラフィックス性能を実現します。HDMI、DisplayPortおよびDVI (1基のDDIはオプションのVGAに対応)に対応するLVDSおよび3基のDDIポート経由で、独立した3基のディスプレイへの表示が可能です。
Intel® Kaby LakeベースのCEM510には、4基のRAID 0/1/5/10対応SATA-600、1基のIntel® i219LMコントローラ搭載Gigabit LANポート、4基のUSB 3.0ポート、8基のUSB 2.0ポートおよび4-IN/OUT DIOポートを含む、各種I/Oコネクタを備わっています。また、モジュールには1基のPCIe x16スロットおよび8基のPCIe x1スロット、さらにLPCおよびSMB拡張バスが装備されています。Trusted Platform Module (TPM 1.2)対応により、効果的なハードウェアベースのデータ保護機能を有しています。このパワフルなCOM Express Type 6モジュール新製品では、Windows® 10およびLinuxオペレーティングシステムがスムーズに稼働します。また、高性能の産業用IoTリモートマネジメントソフトウェアであるAxiomtek特製AXView 2.0も付属しています。
Axiomtek製の産業クラスのコンピューター・オン・モジュールであるCEM510は、2017年12月から出荷可能です。製品詳細および価格情報は、当社グローバルサイト www.axiomtek.com へのアクセスでご覧になるか、当社営業窓口 info@axiomtek.com.twまでお気軽にご連絡ください。
製品の主な特徴:
- Intel® Xeon® E3および第7世代Intel® Core™ i7/i5/i3プロセッサ(Kaby Lake-H)
- Intel® CM238/QM175/HM175チップセット
- 2 DDR4-2133 SO-DIMMスロットで最大32GB ECCまたは非ECCに対応
- 1 PCIe x16および8 PCIe x1 Gen. 3
- 4 RAID 0/1/5/10対応SATA-600
- 4 USB 3.0および8 USB 2.0
- Intel® AMT 11.0およびTPM 1.2機能対応
- AXView 2.0、産業用IoTアプリケーション対応高性能リモートマネジメントソフトウェア付属