アクショムテックがセルフサービスキオスクを柔軟にカスタマイズ
映画館でのチケット購入、ショッピングでお目当ての品を検索、または空港でのチェックインなど、日常のあらゆるシーンで、セルフサービスキオスクを使用する機会がますます増えています。セルフサービスキオスクの登場により、待ち時間が短縮され、売り上げが促進されるようになりました。消費者も事業オーナーも、セルフサービスキオスクの使用に前向きであることから、事業に不可欠なものとなりつつあります。2017年のビジネスインサイダーに掲載されたレポートによると、マクドナルドは、セルフサービスの注文システムを導入したことで、売り上げが6%アップしたといいます。このデータは、セルフサービスキオスクの市場と需要が拡大していることを示しています。スタティスタは、2027年までに214億2000万台のセルフサービスキオスクが設置されると予想しています。
キオスクはその大半がカスタマイズされており、その形状、大きさ、価格、機能、保全性は様々です。産業用コンピュータで世界の著名リーディングカンパニーであるアクショムテック(Axiomtek)は、美観と実用性を併せ持つ様々なキオスクをカスタマイズ・作成して顧客のニーズに応え、また適正な企業イメージを表現します。
カスタマイズに関して、アクショムテック (Axiomtek) では、お客様の立場に立ち、お客様の用途に共感するという経験則に従う、問題点を特定する、キオスクを観念化する、プロトタイプを作成する、テストを行う、というプロセスにこだわっています。
公共サービス:土地謄本の発行に使用するセルフサービスキオスク
台湾の市役所にある土地管理局は、土地謄本の印刷に加え、ユーザーが発行手数料を電子マネーで支払えるようにするセルフキオスクのカスタマイズを、アクショムテック (Axiomtek) に依頼しました。管理局は、キオスクの導入によって市役所職員の負担を減らし、サービス効率の向上を目指しています。
キオスク内部にA4プリンターを設置する必要性、市役所館内のスペース確保、また市民に対して高い信頼性とプロフェッショナルなイメージを与えたいという要望を考慮し、アクショムテック (Axiomtek) は、顧客の希望を反映した、四角いボックス入りの左右対称デザインを考案しました。
こうして、土地管理局用に「SSK521」キオスクをカスタマイズしました。アクショムテック (Axiomtek) は、人間工学に基づく、市民にとってユーザーフレンドリーなデザインを重視し、70度の視野角を備え、ユーザーにとって見やすく使いやすい、21.5インチの投影型静電容量方式タッチパネルを採用しました。キオスクは、身長が4フィート9インチ~5フィート11インチ (約145 cm ~ 180 cm) の、ごく平均的なユーザーにとって使い勝手の良い高さに設計されています。さらに、前面に開き戸を設けてメンテナンスを容易にし、また紙詰まりが起こった場合に、スタッフがA4プリンターを取り出し易いよう、専用のトレーが設置されています。「SSK521」は、Intel® CoreTM i3-7101TEプロセッサー内蔵で、USBポートを介して、感熱式プリンター、A4プリンター、クレジットカードリーダー、ICカードリーダー、バーコードリーダーなど、様々な周辺機器に接続可能です。
コーヒーチェーン:AIビジョンで製品を識別するセルフレジ
アクショムテック (Axiomtek) は、一部の店舗で様々な種類のパンを販売する国際的なコーヒーチェーン向けに、モジュラーキオスクをデザインしています。ここでは、お客様がパンの種類を間違えないよう、タッチスクリーンでパンの種類を入力する方式の代わりに、AIビジョンを採用しました。パンがトレーに乗せられるとアルゴリズムが発動し、すぐに品名と価格がスクリーンに映し出されます。お客様は、交通IC カードやクレジットカードで支払いを行うことができます。
同キオスクは、27インチFHDタッチスクリーンおよび5M AIカメラを搭載。カード決済端末や感熱式プリンターなどを接続して、機能を拡張することができます。 ドリンクのみを販売する店舗には、軽量のSSK515を推奨しています。SSK515は場所を取らないため、来店客用により多くのスペースを確保し、収益の増加に寄与します。注文もタッチスクリーンに触れるだけ。SSK515のデザインでは、美観を重視しており、その左右対称のデザインは、来店客に鮮やかな印象を与えます。
SSK515は、Intel® CoreTM i5プロセッサー、またはIntel® Celeron®プロセッサーを搭載する、Intel®大型スマート・ディスプレイ・モジュール (SDM500L) を採用しており、メンテナンスも簡単です。上面に設置されたLEDライトは256色に対応し、キオスクの状態をカラーで表示します。重量14.5 kg、厚みを90 mm以下におさえることで、壁掛け、フロアスタンド、天板スタンドなどにも対応した、多目的に使用できるキオスクです。
Eコマース:荷物の集荷および回収に無人サービス
アジアにおいて、消費者はショッピングの際にEコマースを選択し、商品の配送先を自宅以外の近所に指定する場合が多いことから、あるEコマースプラットフォームは、買い手 (消費者) と売り手 (販売業者) のために、販売した商品の受け渡しのために、自社の集荷・回収スポットを増やしています。その上で、効率性を向上させる目的で、セルフサービスキオスクの導入を計画しています。
人口の多い都市部では、家賃が高い上に確保できるスペースも限られます。したがって、そのEコマースプラットフォームは、キオスクをテーブルの上で使用し、面積当たりの売り上げを最大化するために、できるだけ小型のキオスクを必要としています。
そこで、アクショムテック (Axiomtek) は、サイズが387 mm (幅) × 400 mm(奥行) × 578 mm (高さ) と小型の、フルカスタマイズのセルフサービスキオスクを提案します。同キオスクは、Intel® Celeron® 6305Eプロセッサーを搭載し、15.6インチのPCAPタッチパネルを備えています。タッチパネルの下には感熱式プリンターが設置されており、販売業者が梱包した商品に貼る配送伝票がここから印刷されます。また、ユーザーが自分宛の荷物を確認する際に電話番号を入力するための、角度調節可能なキーボード (数字のみ) も用意されています。これは、タッチスクリーンよりもキーボードの方が、入力が早いという考えに基づいています。買い手が荷物を受け取る際は、荷物のバーコードをBluetoothスキャナーで読み込みます。アクショムテック (Axiomtek) は、作業範囲を広げるために、ワイヤレススキャナーの使用を推奨しています。徹底的にこだわったデザインにより、数種の周辺機器を統合することで強力なソリューションを確立しています。
産業用コンピュータのリーディングカンパニーであり、信頼のパートナーであるアクショムテック (Axiomtek) は、ユーザーの視点に立ったデザイン思考で上記の各ケースの開発に取り組み、最高のシステムを製造する能力を駆使し、お客様が事業目標を達成し、収益を最大化するためのサポートに務めています。